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行政書士事務所を開業した後の確定申告

個人事務所で行政書士としてキャリアをスタートさせて最初の2月を迎える頃、個人事業主にとって最大の難関である確定申告が始まります。

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開業届と青色申告承認申請書を提出

個人で事務所運営をスタートさせたら、開業届と青色申告承認申請書を提出しましょう。

提出先は、事務所がある場所か自宅がある場所を管轄する税務署です。

青色申告承認申請書を忘れてしまうと青色申告ができませんので要注意です。

申請書は国税庁のホームページから入力可能なPDFがダウンロードできますので、ダウンロード後に必要事項を入力して印刷し、税務署へ持っていけば完了です。

提出時期は開業後1ヶ月以内ですが、確定申告の時期は税務署内が非常に混みますのでなるべく避けましょう。

 

税理士にお願いするか自分でやるか

会計に関する知識が全くない状態で開業する人が多く、確定申告?となってしまうこともしばしば・・・

いっそ税理士にお願いするのも1つの手です。

企業の税務関係をたくさん扱う税理士と仲良くなれば行政書士業務を紹介してもらえるかもしれません。

しかし、開業していきなり税理士へ依頼できるほど稼げるとは限りませんので、たいていの行政書士は自分で確定申告をします。

今は、会計ソフトやクラウド会計を使うことで、個人でも簡単に確定申告を行うとが可能です。

 

また、毎月の会計記帳ができれば、行政書士業務の1つとして仕事がもらえることもあります。

注意点として、会計記帳(会計情報の入力)の代行はできますが、確定申告の代理(代行)はできません。

これは有償無償問わず、税理士の独占業務です。

友人の確定申告ならやってあげるという人がたまにいますが、無償であっても税理士法違反となりますので注意しましょう。

 

自分で確定申告をするのに必要なもの

確定申告をするのに使うものは以下のものです。

  • パソコン
  • マイナンバーカード (電子署名などが使えるように申込みましょう)
  • 会計ソフト
  • カードリーダー

マイナンバーカードは電子署名などが使えるように申込みましょう。

5年ごとに電子署名の更新、10年ごとにマイナンバーカードの更新があります。

 

カードリーダー

マイナンバーカードの認証に使用します。

 

オススメの会計ソフト

オススメの会計ソフトを3つ紹介します。

注意点としては、会計ソフトも毎年更新があり、費用がかかります。(数千円程度)

 

やよいの青色申告

 

ソリマチ みんなの青色申告

 

やるぞ!青色申告

仕訳の入力方法

基本的に、毎月業務で購入したものや、売上などの情報を会計ソフトに入力していけばOKです。

簿記の知識が無い人にとってはちょっと難しいかもしれませんが、1つ1つグーグル検索をしていけば、入力方法を調べることができます。

「通信費 仕訳」

なとで検索すれば

通信費 ○○円 / 現金 ○○円

など、仕訳入力方法が簡単にわかります。

 

個人事業主の会計期間は毎年1月~12月です。

12月末日に締め、1月初めに新しい会計期間がスタートします。

現金、預金、交通系電子マネーの残高などが帳簿と合うようにしっかりチェックします。

あとは会計ソフトの指示に従ってチェック、修正を行い、e-taxで確定申告を行えば完了です。

 

行政書士が自分で確定申告をする最大のメリット

法人設立時の定款作成業務や、資金調達、営業の許可申請など、行政書士は起業に関わることが多い仕事です。

特に個人の起業は会計記帳や確定申告の相談も受ける事が多いので、自分はこんな風にやっているなどを伝えることで、信頼度も上がります。

また、毎月の記帳業務を受けることで、数少ない固定収入を得る事も可能となります。

ある程度の会計知識がないとできない業務もありますので、個人事務所での行政書士を開業するときはご自身で青色申告ができるようにしましょう。

 

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