行政書士の登録を行うにあたって「職印」を準備する必要があります。
登録する都道府県によって準備の仕方やサイズが異なりますので、事前に確認しましょう。
自分で準備するのがほとんどですが、ある都道府県では所属する行政書士会で注文する必要があります。
「職印」って何?
「職印」は簡単に言うと行政書士などの国家資格者の「実印」です。
行政書士法施行規則に行政書士は職印を作る旨の規定があります。
行政書士法施行規則 第十一条
行政書士は、日本行政書士会連合会の会則の定めるところにより、業務上使用する職印を定めなければならない。
行政書士法施行規則では行政書士が作成した書類には行政書士が記名、職印を押印しなければならない旨が記載されています。
行政書士法施行規則 第九条2
行政書士は、作成した書類に記名して職印を押さなければならない。
サイズは?
サイズは都道府県ごとに決められていますので、都道府県行政書士会のホームページで調べましょう。
書体は?
書体は隷書体が人気です。筆者も隷書体で作成しました。
素材はどうする?
素材は黒水牛が人気です。
黒くて国家資格者みたいな威厳があります。
近年出てきた素材で注目を集めているのはチタンです。
チタンのいいところはその耐久性です。
上下が判別できるように、必ずアタリなどの目印があるものを選びましょう。
ネットで購入しましょう
職印を自分で準備する場合はインターネットで購入するのがオススメです。
注文する際は、登録する行政書士会の案内をよく読み、サイズ、必要な文字をしっかり確認しましょう。
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併せて準備するものについて
職印を入れるケースは購入する際に一緒に頼んでしまいましょう。
それと併せて、捺印マットと朱肉(又はスタンプ台)を準備
朱肉はケースに附属されていますが、別途準備しておいたほうがいいでしょう。
朱肉については、一般的な丸型のものでもいいですが、四角いスタンプ台形式もオススメです。
職印は四角い形のため、丸型の場合、キレイに押せない場合があります。
スタンプ台のものは職印の形とマッチしてキレイに押しやすいです。
筆者の体験談
筆者は楽天で、黒水牛の材料にアタリをつけて、ケースも買いました。
また、職印だけでなく、銀行印や認印も新調しました。
アタリは必ずつけてください。
上下がわかりやすくなり、上下逆さの押し間違いが無くなります。
開業時に先輩行政書士が申請書に職印を押しているのを見て、カッコいいなと思いました。
自分も申請書を作って職印を押すのかと思うとワクワクしたものです。
実際、開業後に職印を押す練習をしてました(笑)
まとめ
職印の準備をする必要があるのかを確認(登録する行政書士会で作成するかどうか)
自分で準備する場合はサイズ、文字を確認(行政書士○○○○之印)
どこで買うかを決める オススメは楽天
材質を決める
アタリを付けて注文
印鑑ケース、捺印マット、朱肉(スタンプ台)などを準備